ーまず、メンバーとの出会いを教えてください。
メンバーはそれぞれ、過去に浅沼が脚本演出する作品に関わったことがあるんですけどね、浅沼の創る作品を自分達の力でもっと盛り上げたい、と思って集まった連中です。「劇団」ではなくて「ユニット」という緩い連合体として結成したので、それぞれが他の団体に所属していたり個人で別プロジェクトを動かしていたり、色んなステージに参加していたり。だからね、ミーティングしようって招集かけても、都合が合わないことが多々あるんですよ。とにかく自由人ですみんな(笑) だから公演でも全員が揃わない場合もあるんで、メンバーの顔ぶれが固定しないんです。 それぞれが独創的なスキルやノウハウを持ってるんで、だからこそ公演ごとの色も出て、 お客様にはいろんな一面を感じていただけるのではと思いますね。劇場も、サイズを選ばずに企画にあわせて決めてます。700席あるシアターアプルで公演したと思えば、次の公演は小さなライブハウスで無言コント公演やってみたり。あ、いいですよ無言劇。声枯らす心配がないから(笑) つまり、その時にやりたい事とマッチするスペース選びをしてます。演劇っていう特定のジャンルにこだわらず、ライブやイベントも積極的に企画しています。そんな自由な発想も、劇団ではなくユニットと名乗ることでよりアグレッシブに面白いことを追求しやすくなってるんじゃないかなと思ってます。
これまでの作品についてはまた後でお話しするとして、少しメンバーについても触れてみてもいいですか?
宣伝していいですよね?
ーbpm メンバー紹介

まず、伊藤マサミ(演出家・プレイヤー・脚本家)。
bpmの作品では、主に演出補佐として作品の中枢を担ってます。
彼は進戯団夢命クラシックスという劇団で主宰・脚本・演出をつとめてまして、さらにはキャストとして戦ったり踊ったり。
あらゆるノウハウを持ったマルチクリエーター、フットワーク軽いです。
猪狩敦子(スタイリスト・プレイヤー)。
かつて浅沼が主宰していた劇団「TOON BULLETS!」時代から、看板女優として浅沼作品を支え続け、
bpmでも、どんな役にもハマれる幅広さと存在感を武器に活躍している紅一点です。
ちなみにbpmにちょっとでもオシャレ心を垣間見てくださった方、それは彼女の手柄です。
NAO-G(アクションコーディネーター・イベントオーガナイザー・プレイヤー)。
G-S.A.C.というアクションチームを主宰する一面を持ち、bpmでもアクション振付やイベント運営を手がけています。
ファッションだけじゃなくポリシーまでもが本物のヒップホップ野郎で、そんな居住まいも手伝って
bpmのオーラ的存在としてどっしりと最後方に構えてます、実際はいいヤツです。
浅沼晋太郎(脚本家・演出家・プレイヤー)。
脚本演出として、bpmの世界を創っている浅沼は、プレイヤーとしても舞台だけでなく声優としても活躍中。
創り手として奢らず、自分の創った世界を一緒に楽しんでくれることをどんな採算よりも大事にする、信頼できるパートナーです。
成長しても間違いなく遊び心やオモシロを優先できる、bpmのフラッグシップ的存在ですね。
最後に私自身。伊勢直弘(代表・プレイヤー・演出家)。
上の4人に支えられてただニヤニヤしています。他力本願です、ありがとう。
外部で演出家などもしています。
魚はサバが好きです。以上。
ー今後のbpmは?
これからのbpmのビジョンはですね
色々お客様を驚かせることを沢山考えてますけど
まずは身近なところから、ホームページの開設を予定しています。
メンバーがそれぞれ、あらゆるジャンルやステージで活動しているので
随時新着情報をお届けして、めまぐるしく動くメンバーと共に楽しんでもらおうと思ってます。 先々はですね、演劇で新しい挑戦を試みるべく
色んな技術や表現者との共存を図って、真の「ハイブリッド・アミューズメント・ショウ」を突き詰めていきたいと思ってます。
分かりにくいですね、これ。
わざと分かりにくく説明してます、分かりやすいと真似されて先を越されちゃうかもしれないから(笑)
楽しみにしててください。
余談ですけどね、bpm結成の頃に浅沼と2人でコーヒー飲んで打ち合わせしてまして、
ボクお会計したんですけどね、お店を出るときに浅沼が小銭を渡してくれたんですよ。
そのときは何も確認せずにポケットに突っ込んでたんで分からなかったんですけど
その中に、何故かアメリカの25セントが混じってまして、
それを使うために、いつかアメリカでbpm公演をやりたいとは思ってます。
まだ財布に入ってます。
植木鉢に入れて水をあげたら25セントの実が成って、たくさん増えるでしょうか。
増えないと思いますので、地道に目指そうと思いますbpm in アメリカ。
これは分かりやすい説明ですね。
誰かに先を越されててもいいですよね、これは。
みなさん、一緒行きましょう!(笑)
ーありがとうございました。
